JAZZジャズ名盤店

サンボーンバンドが有名だが、みんなサンボーンバンドから一人立ちするわけでして。この人も例外ではない。チャレンジャーだよね。なかなか一人立ちして成功はしないからね〜〜〜〜リスクでかいからね。そんなこた〜〜〜〜関係ないこの人物には。そういうギタリスト。

このアルバムかなりいいね。そうそう自由度が高いんだよ。このひとは。言い換えれば『風通しがいいんだね』。これは音楽家にとってこれはかなり重要な資質。

基本的には『ファンク／ジャズ』なのだが。このアルバムでは。チャレンジャーのハイラムは、ブラジルのミュージシャンたちとのコラボレーションを余裕をもって楽しんでしまっているね。これが最高にかっこいいね。

余裕だもんね〜〜〜。これだよね。音楽は。このアルバムによってハイラムはまた新たな境地＝ステージに突入した。ブルージーでかつジャジーかつ今回はブラジリアンテイストを付加することに成功している。そしてまたボーカリストとしてのレベルもアップしている。

つまりよりコマーシャルな自分をアピールしているのだ。例えばの話、サンボーンにゃ歌うたえないでしょ。そこがハイラムの『余裕なとこ』

サンボーンバンドを出てから成功するひとはあまりいない。このハイラムは例外だ。ディーンブラウンなんか、つかわれっぱましで、ソロキャリアは構築できなかった。

アーテストエゴがかなり突出していないとニューヨークでは生き残れないことがよ〜〜〜くわかる。下働きで終わるんだね。マーカスも自分のバンドやってるもんね。

つううううわけでそんな過激な競争はどこ吹く風で、余裕しゃくしゃくで『気持ちいいからやろうじゃん』『結果オーライ＝すべてオーライ』なんて、感じが強く感じられる『けつの穴のでかい』ハイラムならではの、ラテンファンクフュージョンだ。

風通しのいい音楽とはこういうのを言う。１０点中１０点。テクニックとは音楽を伝えるための手段にすぎない＝ということがよ〜〜〜〜くわかっている人物。実に気持ちいい一枚だ。