JAZZジャズ名盤店

トリオ演奏の妙
各リスナーによってばらつきはもちろんありますが、私はこういう演奏は大好きです。
トリオであることの意味はもちろん音の空間が各演奏者が大きく使える事であり、キャンパスに描く自由度は大きい。ロックにおいてもジャズにおいてもそこにおいてセンスがかなり左右されると思います。

そういう意味でこのアルバムは、ジャコ先生とハイラム先生（Ｇ）のセンスを見ると非常にアーティスティックであり、60年代ロックの大ファンである事の意味、その解釈に共感できる事、などが重なり合い、トリオ演奏の一つの理想を見ることが出来ると思います。

特に２人はライブのほうがカッコいいこと受けあいなので買って損なしと判断します。
ハイラム・ブロックとの共演
俗に言うＬＩＶＥ　ＩＮ　ＮＹシリーズ第二作。
このシリーズはまだまだ続きそうだが、本作はその中でも
名演といえるだろう。とにかく１曲目がかっこいい。
しかし、過大な期待は禁物です・・・。あしからず。

これはこれで素晴らしい
キースのアメリカン・カルテットでの最後のアルバム。 「サバイバーズ・スィート」と同じくらい素晴らしい。 ＬＰの時は、１．５枚という半端な形（２枚目のＢ面がないというもの）だったが、ＣＤでは通して聞けるので嬉しい。が、逆に全体を通して聞くと、何かバランスの悪さも感じる。（ひょっとして、録音とか編集を失敗しているのではないかと思ってしまう。。。だから、発売が遅れたのかも。。。） しかし、ライブ（1976年5月オーストリア、ブレゲンツ、コルンマルクト劇場でのライブ）ならではの荒削りなダイナミックさがあり、それぞれのパートは非常にエモーショナルである。 私としては５ツ星の評価としたい。 なおジャケットの写真はキース撮影。スペイン・アンダルシア辺りのようでもあるが、何故この写真を使ったのか、色々と考えをめぐらせてしまう。
出逢いと別れの狭間
1976年5月オーストリア、ブレゲンツでのライブ。キースのいわゆる『アメリカン・カルテット』の最後のアルバム。 『ザ・サバイバー・スィート』という大傑作を残したメンバーもこの頃はうまくいかなくなっていた。キースがこのアルバムの発売を認めたのはその2年後だ。ライブでの孤独感をキースは常に感じていたようだ。 個性の強いもの通しバンドとして続けていくというのは大変な事なのだろう。いつもより居心地が悪くなってしまったキースがここにはいる。キースはこの後、ソロの世界へと入っていく。同じ5月パリで『Staicase』、9月にオルガンによる『Hymns Spheres』、そして11月には日本であの『サンベア・コンサート』を行っている。そしてその後にゲィリー・ピーコック・ジャック・ディジョネットとの『テイルズ・オブ・アナザー』を77年に録音している。出逢いと別れの狭間に彼はいたのだ。
出逢いと別れの狭間
1976年5月オーストリア、ブレゲンツでのライブ。キースのいわゆる『アメリカン・カルテット』の最後のアルバム。
『ザ・サバイバー・スィート』という大傑作を残したメンバーもこの頃はうまくいかなくなっていた。キースがこのアルバムの発売を認めたのはその2年後だ。ライブでの孤独感をキースは常に感じていたようだ。

個性の強いもの通しバンドとして続けていくというのは大変な事なのだろう。いつもより居心地が悪くなってしまったキースがここにはいる。キースはこの後、ソロの世界へと入っていく。同じ5月パリで『Staicase』、9月にオルガンによる『Hymns Spheres』、そして11月には日本であの『サンベア・コンサート』を行っている。そしてその後にゲィリー・ピーコック・ジャック・ディジョネットとの『テイルズ・オブ・アナザー』を77年に録音している。出逢いと別れの狭間に彼はいたのだ。