JAZZジャズ名盤店

ボーカルジャズ
豪華バック音楽家を従えてのライブ音源。
＜参加ミュージシャン＞
ボビーライル、マイケルパウロ、ロビーブキャナン、ネイザンイースト、スティーブジョージ、チャールスジョンソン、リッキーローソン、リチャードペイジ

ジェイグレイドンがからんだコマーシャルな作品『ハイクライム』の音を再現したもの。バックが一流なだけに音はソリッドでモダン。だがジャローがやらなくてはいけないのは音楽の深化なはず。
エンターテイメントとしての作品。１０点中５点

砂糖菓子より甘い。
ナット・キング・コールのトリオでの唯一のライブ盤とのことだが
それより何よりボーカル曲がどれもラブソングで胸に染みる。
Ｍ−８「I don't know why (I just do)」の歌詞に乗った
ナット・キング・コールの歌声が作る甘い雰囲気には
「どうして俺はこんな風に歌えないのだ！？」
と、嫉妬気味に愕然としてしまった。

他のどの曲も何故か異様なまでに盲目的な恋愛感情を歌っていて歌詞に気をつけて聞いていると恥ずかしくなってくるぐらいに甘い、
まさにこれ以上なく、感覚的には砂糖菓子よりも甘いかのようだ。

曲がりなりにもジャズ史上に名を残した名トリオなので
ライブ独特のグルーブはあって当たり前。
その上でスウィートな気分にさせてくれるこのＣＤは

文句なしで五つ星だ。
女性に言い寄る時に非常に効果を発揮しそうな一枚。
夜のお供に是非。
トリオでのライブ版
ナット・コール・トリオの唯一のライブ版。
ジョン・ピザレリ・トリオもいいけれど、やっぱり完成度という面ではこちらの方に軍配が上がってしまうのではと思います。
前半のギターがオスカー・ムーアで後半がアーヴィング・アシュビーになっています。
どちらも最高のスウィングギタリストなのではと思ってしまいます。