JAZZジャズ名盤店

何故か評価が高いブラジリアンやＳクラークとのコンビで一躍メジャーになるよりも前の作品。
個人的にはこれ以前のソロデビュー後３作品のZAPPAの影響（曲を取り上げたり、本人がＧで参加したり、ファミリーが多数参加）が色濃い所が一番オススメせすが、残念ながら現状入手は困難なようですのでZAPPAでのＧデュークの活躍からのファンには本作が一番その名残があるので薦められます。
（但し超絶テクの部分はほとんどありませんので注意！）

というのもここにはZAPPA時代にいかしたボーカルコンビとして活躍したＮマーフィーブロックが参加しているからです。（インナーの歌詞の所にNapiと書いてあるのが大笑い）
これ以前とはうって変わってボーカル重視の内容で、ＥＷ＆Ｆやファンカデリック辺りの影響が強く感じられるコンセプトでホーンセクションも加えてファンキーでキャッチ−でバラエティーと遊び心に満ちた作品に仕上がっています。
もし当時ヒットしていればバンドとしてツアーにでも出たかったんだろうと勝手に想像できるくらいこのセルフプロデュースの完成度は高いです。
ただ先に述べたような影響が顕著過ぎるところが評価に結びつかず、彼のプロデューサーとしての名声は先送りになったのではないでしょうか。