JAZZジャズ名盤店

資料的価値は高い
「Kohoutek彗星のためのコンサート」のライブ録音。学会のような雰囲気の中、小生意気なお兄ちゃんのMCで始まるが、1960年代からステージ後方に宇宙のスライドを映写するArkestraのスタイルを録音として残しており、資料的価値は極めて高い。しかし、This is Sun Ra, ha ha ha ha!は無礼であろう。内容は、70年代に演奏されていた曲目を、重厚さを意識してか、スロー気味に展開する。そのため、出来は良好だが、どこか冷めた部分が残り、暴力的な熱狂にまでは至っていない。ESPによる録音で音質は良いが、モノーラルなのが残念。70年代Sun Raの標準的よりやや上の作品として評価できる。Kohoutek彗星かあ、見れんで悔しい思いをしたなあ。
サン・ラー　７０年代前半の迷作！
サン・ラーの７３年のライブ盤、音質は良いです。サン・ラーのピアノ演奏はありません、
オルガン、ｍｏｏｇのみで聴くものを攻撃してきます。アーケストラとしても、かなり
激しい演奏で攻撃してきます。「Love in Outer Space」もいいですがラストの
「Space Is the Place」もかなりいけます。

やはりこのグループは７０年代前半の演奏が一番充実していて実験的で面白いような気
がします。聴けば聴くほど味がでるアルバムです。スタジオアルバムの「Space Is the Place」
と同曲を聞き比べるとこれまた楽しい。

のびのびしたパーカーのプレイが楽しい
1950/10/23の録音です。
(as )Charlie Parker
(ts )Earl Lavon Freeman
(tb )Unknown
( p )Chris Anderson
( g )George Freeman
( b )Leroy Jackson
(ds )Bruz Freeman
(vcl)Unknown
この翌月にパーカーは欧州ツアーに出かけています。

演奏の内容はパーカーのソロが中心で、お得意の曲ばかりのこともあって、実にのびのびと演奏しています。リフの中に色々なイタズラをしかけたり、リラックスした雰囲気が伝わる好演です。
パーカーのアルトも良く鳴っていて、お奨めの一枚です。
初心者はやめときましょう。
演奏内容云々よりも音質が激烈に悪いです。
ホントにファンじゃなきゃ薦められません。
ましてや「これからジャズを聴いてみたいんだけど」とか言う人はもってのほか。