JAZZジャズ名盤店

ベースの宇宙を感じろ
Sugar hill〜On-Uと渡り歩き、
HipHopの黎明期から活躍する名ベーシスト初のソロ作。

Adrian SherwoodプロデュースでOn-Uからのリリースだが、
いかにもOn-UなTack>Head的インダストリアルダブではない。
強いて言うならサイケデリックアンビエントダブファンクか。

1曲目の中東の雑踏を歩きながら宇宙へ旅立つような始まりから、
4曲目までの重くトリッピーな展開が一番の聴きどころ。

アルバムを通して感じるのは
音符の漂う宇宙。
深淵を覗ける者だけに見える音。

あまり評価はされていないように思うが、
DUBという手法の行き着いた先がここにある。
ダブ
元タックヘッドの構成員ですね。一時リビングカラーにも在籍。マイペースなダブであり、かなりサイケで変わっています。どっぷりつかりたい人向けか。アトモスフェリックでディープなダブの魅力満載。
ダブは過激でありパワフルであり、エクスペリメンタルであるというのを地でいっちゃっています。
＜構成員＞
バーニーウオレル
キースルブラン

タルビンシン
エイドリアンシャーウッド＝この人が相当なくせもの。

音楽的なキャパシティーがかなり広い鍵盤奏者＆ボーカリスト
もともとこのジョージデュークというひとジャンリュックポンティー、フランクザッパバンドなどというジャンルでくくることのなど不可能なバンドに在籍していた。ビリーコブハムバンドではジョンスコフィールドとも共演している。本当に器用な人物。

そんな彼がダンス志向のアルバムを製作。プロデューサーとしても優れている彼の才能が前面に出されたのりのりの明るいアルバム。
１０点中１０点。
ファンク魂爆発ディスコ大会それはジョ−ジデューク
この人才能ありまくりの人で元はジャズ、その後フランクザッパとやったりしてブラコンに行き着いたという人物＝実に音楽的なキャパシティーが広い。この作品はダンサブルなブラコンを追求していた時期のもの。彼は歌もめちゃうまいし裏声もすごくいい感じだ。曲がすごくよかったんでこれは凄く売れた、キーボードワークも見のがせない、テクニック、アレンジともに完璧だ。これ以後彼は売れっ子のプロデューサーになって行く記念碑的な作品でもある。シャラマ−／EW&F/デバージなんかが好きなひとははまると思います。充実期の彼の作品です。他には、クラークデュークプロジェクトやブラジリアンラブフェア−がオススメ。これ以後調子にのってブラコン路線を走るのだが..........

ソプラノサックスの名盤
このアルバムをはじめて聞いたのが十数年前とかなり昔ですが、いつ聞いても色あせることの無いクリアーな音作りにはプレーヤーの技術やセンスのクオリティが高い証。ファーストアルバムだけあってどの曲を聴いてもかなり良い出来に仕上がっていますね。中でも6曲目の"Where can she be"がベース、サックス共に印象的な曲に仕上がっています。

同じサックスプレーヤーで、「グローバーワシントンJr」がお好きな方でしたら、KIMのアルバムも是非聞いてみてはいかがでしょうか。