JAZZジャズ名盤店

楽器表現の可能性
このCDには、５０年代後半のトランペット演奏、６０年代前半のトロンボーン演奏の２つのセッションがおさめられています。
その当時最高のスタジオミュージシャン、ジャズミュージシャンが、
有名なナンバーを様々なスタイルで演奏しています。
ソフトなバラードから激しい曲まで、様々な表現方法での演奏を聞くと、楽器表現の可能性を思い知らされます。

おすすめの曲は、原曲のサックスソリをトロンボーンソリに置き換えた、「Four Brothers」でしょう。
トロンボーン・ファン必携のアルバム
Tutti's TrumpetsとTutti's Tromboneの2 in 1。前者は1957年の録音でピート・カンドリ等一流奏者が参加しているが、ウィズ・ストリングスの為、内容的にはイージー・リスニング。後者は1966年の録音で、フランク・ロソリーノ／トミー・ペダーソン／ディック・ナッシュ／ハービー・ハーパー等西海岸の白人奏者が一同に会したアンサンブル・セッション。ハリウッドのスタジオ・ミュージシャンとしても活躍しているトロンボーン奏者達なので、都会的センスが上手く出ており、特に「イパネマの娘」は絶品。フランク・ロソリーノが全編を通してソリストとして参加しており、相変わらずソロは豪快かつ快調。トミー・ペダーソンやディック・ナッシュは知名度の割にCDが少ない為、彼らのスイートなトロンボーンを味わえるもの貴重。長らく手に入りづらかったアルバム!で、トロンボーン・ファンは必携！